なぜ、体内時計の意識的な調整が必要なのか?

睡眠の質を上げるために、何故体内時計を意識的に調整することが必要なのかというと、実は人間の体内時計は、放っておくと25時間サイクルで働くようになっているからです。

 

近年の研究では、「いや、人間の体内時計はだいたい24.2時間ぐらいだ」という説なども出てきています。
このように、実験時の条件の違いによって、それなりに結果の誤差はあるのですが、どちらにしろ、「人間の体内時計の周期は24時間より長い」という結果が出ていることは間違いありません。

 

つまり「放っておくと、少しずつ体内時計サイクルは後ろにずれていく」ということなのです。

 

もちろん私たちは、家庭や仕事がありますので、決まった時間に起きて、それなりに規則正しい時間で動いているため、それなりに毎日体内時計はリセットされ、深刻なずれが起こるリスクは少ないのですが、やはり「意識的に、毎日きっちり体内時計をリセットして調整する」というのとは、かなり違います。

 

意識的なリセットをしてこそ、体内時計の毎日の切り替えに、大きなメリハリができるのです。

 

メリハリをつけられる、体内時計リセット法

体内時計を意識的にしっかり毎日リセット・調整するために有効な手段のひとつとして、「起床時のスイッチをできるだけ手早く入れる」というのが挙げられます。

 

起床時はいつまでも寝床でグズグズせずに、サッと起きてカーテンを開け、明るい光を自分の目で見ながら深呼吸しましょう。
これだけでも、脳に目覚めのスイッチが入ります。

 

また、朝の目覚めを手助けする手段として、朝食も必ず食べておきたいですね。「あまり何も食べたくない」という人であっても、せめてスムージーぐらいは飲みましょう。

 

そして、朝の準備も意識的にテキパキとこなす、ここまでできれば、朝の体内時計リセットは文句なしです。

 

そして夜は、「24時間サイクルから少し後ろにずれているサイクルを引き戻すための工夫」をしましょう。自宅の照明はできるだけオレンジ色の電球色にし、「リラックスできる光のもとで過ごす」というのがおすすめです。

 

また、調光機能がある照明をつけているなら、就寝30分前からは、照明の明るさそのものをできるだけダウンさせる、というのもいい手ですよ。

 

落ち着いた光の中で、深く呼吸をしながらゆったり過ごすと、24時間サイクルでの「決まった時間の就寝」がやりやすくなります。